「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を観てから(2) のソフトウエアのあれこれを思う
昨日の放送を観て前回同様また思うところがありましたので...
再び「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を取り上げてみたいと思います。今回もツッコミはなしで!(笑)
今回からラプラスの悪魔を主題にした内容に、楽しみながら観ておりました。
ストーリーの質も良く、飽きのこないテンポで話が進み、中には苦笑しそうなシーンもあったりで、面白いアニメです。
TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」キャラ別PV:古賀朋絵
今回の話「ブタ野郎には明日がない」は、梓川咲太が同じ日付をループしていることに気づき、以前知り合った後輩の(たまに出る博多弁が可愛い)古賀朋絵を起点に脱出したところ(まるで"涼宮ハルヒの憂鬱"みたい...)です。
状況がおかしいと気づいた主人公が同級生の双葉理央に相談された女の子がラプラスの悪魔を引き合いに「未来の状況を計算によって導き出せる」と主人にヒントを提示しました。
なんでこうもエンジニア魂を揺さぶるストーリーなんでしょう!ちょっと原作者が憎いです。(笑)
今回の日付のループのシーンでは、プログラムの初歩的なバグを想像させます。
イベント駆動型のプログラムでは基本的にイベント任せで作成した処理が実行されます。
このため、イベント処理中に無意味にイベントを発生させると、いろんなイベントを経由して"ぐるっと回って元のイベントに戻ってしまった!!"ということがありえます。デバッグ中にこんなことが起こると、思わず大笑いしてしまいます。
こんなバカみたいことは、(Windows 2.x とかの)イベント駆動型プログラムを使うのOSが出始めた頃には、割とあった話なんのですよ。(汗)
ほんと、笑っちゃいますよね〜。
さて、主題となっているラプラスの悪魔を引き合いに出した「未来の状況を計算によって導き出せる」ですが、実はシステムやプログラム設計の基本的考え方の1つでもあります。
「エンドユーザーや運用はこういう手順で使う」というようなことを前提に設計すると思われると人が多いと思います。実際操作手順なども、それを意図としているような書き方をしますし。そのほうが「設計者も運用もサポートも楽だし、トラブルも少ないから」というのが理由の大半でしょう!
しかし、そんな設計ではとても世界には通用しません。現に日本国内のソフトウエア企業の中で世界で通じる企業がどれだけあるでしょう?!
世界で通じるためには、運用・利用方法はエンドユーザー任せ、あくまでもシステムやプログラムはそっとサポートするだけ。それだけです。運用手順書なども大きく変わりますよね。
世界で通じるシステムやプログラムの作り方・(英語等の原文)マニュアル等をチェックしてみてください。言わんとすることが理解できると思います。
今回もこんなことを思いながら、観てしまいました。(笑)
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」を楽しんでください!!
●2019年公開予定 劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」 楽しみですね〜
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」第1弾CM
●「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」公式サイト
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