retireSakiの日記

たぶん引退した?ソフトウエアエンジニアのブログ

ソフトウエアエンジニアの夢って職業病?!苦悩と現実

 アプリの開発終盤やデバックの終盤、システム検証時など非常に集中している時、頭が疲れてきたり、睡眠不足になると、就寝中、夢の中でコーディングしたり、デバッグしている夢を見ることはままあることです。
普通は直近にした作業の繰り返しやエピソードなどが織り交ざったような感じの夢になるようです。

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◆夢の中の現実

 そんな夢の中で、レベルの高い人は実際に正しいコーディングやデバッグなどをしていることが多いです。
寝ていても、頭の集中が途切れれることはなく、作業が続行しているのです。

作業しながら常に先の作業を、頭の中で構築しているのですが。レベルの高い人ほど、そのイメージ構築はさらに先に進めています。
頭の中ではそのイメージ処理が数多くのタスクとして、常に処理し続けているのです。

 そういった人達と会話や会議していると、先々のこと前提した会話になるので、非常にスムーズな会話や会議となります。
結果、会議の時間の時間が短くなったり、先の予定に会議を削れることもあります。

◆ 過酷な現実

 ここまで来ると職業病では?と思います。
確かに症状としては一歩手前なのでしょうね(笑)

 睡眠不足が続くと、うつ病などに進行することもあります。というか、なることが多いようです。
 日本の開発会社の多くは、(利益を優先にして) 無理にスケジュールを詰め込む習慣があるので、頭をリフレッシュする時間が取れないのです。

 会社側はスケジューリングが悪いだの言いますが、複数のプログジェクト、他の方や新人の方のサポート、営業のサポートなどやることが多すぎて、無理も無理
「断れば?」と思われるかもしれませんが、様々な事情から言えない状況になっているケースが多々あります。現実を知っている方は「だよね!」と言うでしょう。
「どうすれば!!」と言いたくなります。
レベルが上がるほど、こういった状態になるのは確実です。
結局、このような理由で退職・離職する人が多く、日本のソフトウエア技術が大きく低下していることは現実であり、今後も続くと思います。
また、この状況を改善するためには多くの問題があります。このことについては、別の機会に投稿できればと思います。

◆ リアルからの逃亡?!と回避

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 エンジニア人生の中で、このようなことを引き金に"人生を終わらせる"悲しい結末を迎えたケースをいくつか知っています。
複数の開発会社が参加する大きなプロジェクトで、朝の通勤時に救急車とパトカーが来ていて、聞いてみると朝方に屋上からXびXりXXしたと。
(もう少し詳しい事情は知っているのですが、書くと問題になりそうなので...ご了承ください)
電車に!とかもありますし。
当時は、いずれも個人的な事情となっているようです。

大手の会社になるほど、その度合いが高くなる
ようです。
困ったものですよね。

 近年、対策として目標有給日数の完全消化リフレッシュ休暇などを設けている企業もありますが、全体数や取得率からみればまだ少数です。
残業時間の軽減をされている会社は多いですが、その分を海外労働者でカバーしようとするケースが増えてきているようです。
当然の結果と言えますが、これで本当にいいのか?!と疑問ですし、反対です。
根本的解決ではなく、多くの企業の本当の理由は利益優先だからです。

賃金以前の問題もまだまだ山積しています。
自分に子供がいたら、現時点では薦めたくない職業に入ります(笑)

◆ 改善されつつある環境と就職

 かなり暗い話になりましたが、
これから就職される方は、スケージューリングの管理、リフレッシュ休暇の実施状態など、しっかり確認したほうが将来のためにも良いと思います。
雑誌などは、華があり、将来性の高い職のように書いていることが多いですが、それは表面しか見てないためです。
どんな種でもそうですが現実は厳しく、しっかりと現実を観ることが大切です。

 とはいえ、少しずつ環境は改善されつつありますので、以前よりは安心して、職につけるようになってきていると思います。

 

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