注意喚起情報 石油ストープの取扱いにご注意を!
暖冬とはいえ寒さもきつくなってきましたね!
暖房器具が活躍していると思いますが、先日、独立行政法人製品評価技術基盤機構 (nite - National Institute of Technology and Evaluation)から、石油ストープの取扱に関する注意喚起が twitter などを通じて行われました。
石油ストーブによる火災の原因は、
●洗濯物への引火
●スプレー缶の爆発等
●カートリッジタンクのふたが確実にしまっていなかった
などありますが、
その原因の1つとして
異常燃焼を起こした
というものがあります。
ガソリンといっても、"ガソリン"と"ホワイトガソリン"などがあります。おそらく事情聴取では答えにくい"ホワイトガソリン"を入れたというものがあると思います。
友人のご家庭に遊びにいた際、その父親が部屋にストーブを持ってきました。そのとき、灯油がなくなっていたことに気づいて、とりあえずキャンプで使ったホワイトガソリンを入れると言い出したのです。
友人とともに「待ってー!!」と止めました。(笑)
そのようなことがあったので、灯油、ガソリン、ホワイトガソリンの違いを簡単に説明します。
灯油には、灯油と白灯油があります。
JISによって精製度が高い灯油を「1号灯油」、精製度が低い灯油のことを「2号灯油」となっています。
不純物が多く色(淡黄色)がついている2号灯油はその色から「茶灯油」と呼ばれ、反対に精製度が高く透明な1号灯油は「白灯油」と呼ばれてます。
現在2号灯油(茶灯油)は生産、流通していないので 灯油=白灯油 です。
以前は灯油と言ったら茶灯油と白灯油の二種類があったので、白灯油という呼ばれていました。
次に、白灯油とホワイトガソリンについてです。
どちらも"白(ホワイト)"が付いているので、同じものじゃないの?!と思いがちですが、まったく違うものです!
灯油の引火点が40℃以上だとするとホワイトガソリンの引火点は-40℃と全くの別物です。
また、キャンプ用具のコンロなどでも「白灯油」用と「ホワイトガソリン」用をあります。
キャンプをしている方でも初心者の方などが間違えやすいです。
友人の父が勘違いしたのも、こういった理由からなのでしょう。
最後に、ホワイトガソリンとガソリンについてです。
ガソリンは、沸点が摂氏30度から220度の範囲にある石油製品の総称です。
レギュラーガソリンは腐食防止剤や洗浄剤等が入っていて、原料となるナフサも特殊な方法で蒸留した高オクタンの物が使われてます。
ホワイトガソリンとガソリンが違うものだとご理解頂けのではないでしょうか?
結論...
●石油ストーブには、灯油
●キャンプ用具には、説明書通りに灯油またはホワイトガソリン
●車やバイクには、ガソリン
と指定通りに使い分けましょう!!
決して「良いだろう」と「だろう」精神を適用しないように (`・ω・´)ゞ
最後に石油ストーブにホワイトガソリンを使った時の火災動画とniteのポスターを載せます。
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クリスマスイブが明日だからといって、
ホワイトガソリン使ってホワイトクリスマスなんてダジャレは言わないように!!
(;´Д`)