アニメ『盾の勇者の成り上がり』の第4話から 〜すり減り疲弊しきった心を癒やす〜
今季のアニメ『盾の勇者の成り上がり』は、アネコユサギさんの日本のライトノベルのアニメです。
主人公の尚文は攻撃ができない『盾の勇者』であることからバカにされたり、マインによる謀略によって冤罪までも。
町の人々は尚文に対して嫌悪感をさらけ出します。
これまでの出来事で尚文の心がすり減っていきます。
何を食べても味を感ることができず、人々に対して疑心暗鬼になります。
心が疲弊する中、奴隷商人から亜人の少女『ラフタリア』を買い仲間にして、2回目の『波』から召喚された世界を守りきります。
唯一、ラフタリアを育むことが心の支えとなっていました。
まさにうつ病をこじらせた感じです。
うつ病などを経験した人ならよく理解できると思います。
味を感じないところとか...。
実際はひどくなると、観ている景色も色あせたりしますが。
作者の方の経験がどうかは分りませんが、よく理解されていると思います(^^ゞ
さて、第4話では、
第4話『暁の子守唄』では、2回目の『波』から守ったことを祝いメルロマルク城で祝宴が催されます。
が、宴の最中に、またしてもマインの謀略が!!
今度は心の支えとなっていたラフタリアを賭けて、槍の勇者 元康と決闘をすることになります。
尚文が勝ったと思った時、マインの魔法が!
これにより妨害された結果、元康が勝ちます。
尚文が決闘に横ヤリが入ったと不正を訴えますが、それを見ていた人々は知らぬ存ぜぬといった様子。
さらにマインが国王の娘であることを知り、すり減った心に追い打ちがかかり心が打ち砕かれます。
そして、ラフタリアが裏切ったと妄想する始末。
尚文はラフタリアを寄せ付けようとしません。
しかし、ラフタリアは尚文への深い愛情で寄り添い、心を癒やしていきます。
癒やされ安心した尚文は深い眠りにつきます。
こうして尚文は立ちなります。
なんというか、第4話で完結のショートアニメでもいいじゃない!?
と思うぐらいですw
現実問題 (経験) で
現実の話として...
心がすり減り疲弊した人には、こういうパートナーがいると、立ち直ることができますし、立ち直りが早いです。
しかし、そういう人が傍にいるケースは、本当に稀だと思います。
もし身近に心がすり減り疲弊した人がいて、心から立ち直って欲しいと思ったなら、救いの手を差し伸べてみて欲しいと思います。
最初は救いの手を拒絶すると思いますが、それは救いの手を拒絶しているわけでなく、自分自身が救われることへの疑念を持っていることで拒絶しているのです。
アニメでは数分の出来事でしたが、実際は数日、数週間、数カ月、場合によっては数年かかります。
これは病院やクリニックでどうにかできることではありません。
ですので、その人を大切だと思うなら、根気を持って救ってあげて欲しいと思います。
それにしても最初の頃の尚文のヘタレっぷりと、マインにはムカつきますが、実際にこういう人っているんですよね(^^ゞ
『盾の勇者の成り上がり』は大人が観ても面白いアニメだと思います。
まだご覧になられていない方は、是非ご覧になって欲しいと思います (^^♪
心が疲れている方、すり減っている方には、ちょっとつらい部分もありますけど...(;^ω^)
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- 作者: 藍屋球,アネコユサギ,弥南せいら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
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