確実に増加していた!白血病の罹患数の変動傾向を見てみよう
先日、競泳の池江璃花子選手が白血病を発症したとの公表をきっかけに記事を書きました。
そして今回は、白血病の罹患動向をチェックします!
今回の統計は、国立がん研究センター ガン情報サービスの
『地域がん登録全国合計によるがん罹患データ(2014年)』と『地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2014年)』を使いました。
最近統計(2014年) 白血病の種類による罹患数の割合
最近統計(2014年) 白血病の種類による罹患数の比較・男女別
1975〜2014年の白血病の罹患数の男女別変動傾向
全体的な動向としてはこんな感じでした。
今回の池江璃花子選手のニュースで日本骨髄バンクにドナー登録する人が増えると思います。
データが示すように、骨髄性白血病が6割、リンパ性白血病が3割を示しているので、ドナーが増えることは患者さんたちにとっては朗報でしょう。
『最近統計(2014年) 白血病の種類による罹患数の比較・男女別』のグラフと見ると、男性の方が多いので、何かしらそういう傾向になる要因があるのでしょう。
『1975〜2014年の白血病の罹患数の男女別変動傾向』のグラフを見ると、1975〜2014年の間で全体で2.4倍、男は2.6倍、女は2.2倍と大幅に罹患者は増え続けています。
またここでの傾向でも、男のほうが増加量が多くなっていています。
増え方も男女共に比例亭に増えているので、非常に怖いです!
白血病を発症する仕組みは完全に解明されていないので予防は難しいですが、健康的な生活や化学物質などにあまり触れない環境、つまり田舎暮らしが理想的なのだと思います (^^♪
治療法も分子標的治療薬、分子標的治療薬、化学療法、インターフェロン‐α療法とあり、今後の研究でさらに増えていくと思います。
こういった分野の研究に国家予算をしっかり割り当ててほしいですね (^^ゞ
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