睡眠薬の過剰摂取にご用心を!不眠の辛さに負けないで!
先日、k77703230418さんのブログで
不眠について書かれていましたので、不眠つながりで、睡眠薬の摂取について記事にしました(^^ゞ
ちなみに、この記事を書いている時も、睡眠障害で一睡もしていませんw
何らかの理由で不眠症や睡眠障害などになり、睡眠薬を処方してもらっている方は、多いと思いますが、日本の成人の30%以上が不眠症状を訴え、その中で睡眠薬の処方を受けている人は4.8%だといわれています。
つまり、成人20人に1人が睡眠薬を服用していることになります。
そうした中で、自己判断で勝手に用量を変えているケースも多々あります。
睡眠薬に限らず薬の1回に服用する用量は、必要とされる作用を発揮でき、副作用が起こりにくい量を、医師はその時の症状に応じて処方しています。
睡眠薬は、過剰に摂取すると様々な副作用が出やすい薬がほとんどです。
顕著に出やすい副作用が、眠気や倦怠感などの症状でしょう!
血中濃度が長時間高い状態を維持するタイプが多いです。
例えば、
過剰摂取すると、4〜5時間で半減期となる薬でも、10時間以上となったりし、一日中ふらついたり、頭がぼーとしたり、眠気が取れないということが起こりうることになります。
車の運転や機械の操作などをする場合、事故を起こす可能性が増大するリスクを負うことになります。
薬成分の血中濃度が半減するまでの時間のことです。
薬成分が最高血中濃度に到達すると、半減期はおおむね指数関数の形を描きます。
半減期以降も、半減期の半分の血中濃度にまで減少する時間は概ね同じ時間がかかります。
例えば、
最高血中濃度が100で、半減期に5時間かかる薬では、
半減期の血中濃度は50、更に5時間後は25、更に5時間後は12.5となります。
もし、過剰摂取して最高血中濃度が200の時は、5時間後は100,10時間経っても50もあることになり、薬の血中濃度が高いままとなるのです。
結果、先ほど記述したようなリスクが発生するのです!!
自宅などで摂取する睡眠薬の大半は、異常な過剰摂取をしても直接、死亡に至る可能性は低いですが、何らかの後遺症・障害を負う可能性が高いです。
睡眠薬の半減期の目安は、下の以前書いた記事を参考にみてください。
『半減期 ≠ 効果の消失』『半減期 ≠ 成分の消失』なので、睡眠薬のような薬では、薬を過剰に摂取すると、日中の活動に影響する可能性が大きいのです。
睡眠薬を飲んでも寝れない時は寝るのを諦めて、後日医師に相談することが一番です。
とはいえ、日中の行動や眠れない原因、症状などによって、睡眠薬の変更が難しいことが多いので、可能な限り眠れない原因の排除や軽減を試みるしかないです。
例えば、
心の高ぶりによる場合、リラックス効果のあることをするなど。
痛みによる場合、入浴のタイミングをずらすなど。
医師からの提案や経験的に睡眠できたケースを推測したりし、実践します。
また、睡眠薬を処方してもらっている方は、ドラックストアなどで販売されている第2類医薬品の睡眠薬などは併用すると危険な場合が多いです。
どうしても併用したい場合は、事前にかかりつけ医に相談しましょう!
正しく使いましょう(^^)/
アニメ『えんどろ〜!』もよろしく(^^ゞ
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こういった辞典を、手元に置いておくと便利ですよ(^^♪