ロキソニンテープで湿疹が...マイザークリームであっさり完治
故あって、病院から処方されたロキソニンテープ100mgを使用しています。
市販薬として、ロキソニンSテープLが相当すると思います。
成分が同じなので、効能や副作用は同じです。
しかし、商品の用途の説明としては、
・処方薬のロキソニンテープは
変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛の消炎・鎮痛。
・市販薬のロキソニンSテープは
腰痛、肩こりに伴う肩の痛み、関節痛、筋肉痛、腱鞘炎(手・手首の痛み)、肘の痛み(テニス肘など)、打撲、捻挫。
と微妙に市販薬のほうが、使用範囲を制限している感があります。
打撲や捻挫など、一時的に数枚しか使わない場合は、市販薬のほうが安いようです。
この湿布はテープ剤なので、通気性がなく、べったり貼り付きます。
イメージとしては、少し粘着性の低いガムテープを貼っているような感じですねw
このため、長時間貼っていると、かぶれや湿疹を起こしやすくなります。
私の場合、湿疹が起きていたにも関わらず、痛みに耐えかね無視して貼り続けていたら、湿疹した部分の穴?っぽいところから体液が常時溢れてくるまでになってしまいました。
ガーゼで保護して3日目ぐらいから少し良くなりましたが、気になって病院で相談したら、"マイザークリーム 0.05%" が処方されました。
マイザーを塗り始めて、日に日に良くなっていき、超〜ビックリしましたw
ステロイド剤はほとんど使ったかったことがなかったので、余計に感動しました。
とまぁ、体験談としては、こんなところです(^^ゞ
そこで、ステロイド外用剤について簡単にまとめてみました。
ステロイド外用剤
薬効の強さにょり 1群(最も強力)〜5群(弱い)に分類されていて、薬効が高いほど副作用も強く出やすいです。
顔など皮膚が薄く、薬が吸収しやすい箇所は弱いステロイドの塗り薬を使い、手足など皮膚が厚い箇所は強いステロイドの塗り薬を使います。
1群 - Strongest | クロベタゾールプロピオン酸エステル 0.05% | デルモベート | 25.0円/g |
ジフロラゾン酢酸エステル 0.05% | ジフラール / ダイアコート | 16.3円/g | |
2群 - Very Strong | モメタゾンフランカルボン酸エステル 0.1% | フルメタ | 33.4円/g |
酪酸プロピオン酸ベタメタゾン 0.05% | アンテベート | 25.4円/g | |
フルオシノニド 0.05% | トプシム | 22.0円/g | |
ベタメタゾンジプロピオン酸エステル 0.064% | リンデロンDP | 17.5円/g | |
ジフルプレドナート 0.05% | マイザー | 18.5円/g | |
アムシノニド 0.1% | ビスダーム | 28.1円/g | |
ジフルコルトロン吉草酸エステル 0.1% | ネリゾナ | 25.3円/g | |
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン 0.1% | パンデル | 26.6円/g | |
3群 - Strong | デプロドンプロピオン酸エステル 0.3% | エクラー | 20.5円/g |
デキサメタゾンプロピオン酸エステル 0.1% | メサデルム | 16.9円/g | |
デキサメタゾン吉草酸エステル 0.12% | ボアラ | 20.5円/g | |
ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12% | ベトネベート | 27.3円/g | |
ベタメタゾン吉草酸エステル 0.12% | リンデロンV | 25.7円/g | |
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 0.025% | プロパデルム | 16.7円/g | |
フルオシノロンアセトニド 0.025% | フルコート | 20.6円/g | |
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル 0.3% | リドメックス | 17.3円/g | |
4群 - Mild | アルクロメタゾンプロピオン酸エステル 0.1% | アルメタ | 33.6円/g |
クロベタゾン酪酸エステル 0.05% | キンダベート | 23.5円/g | |
ヒドロコルチゾン酪酸エステル 0.1% | ロコイド | 13.8円/g | |
5群 - Week | プレドニゾロン 0.5% | マイラン (後発品) | 6.7円/g |
画像引用元:"さち皮ふ科クリニック"より
※ 薬価は KEGG MEDICUS 医薬品情報 / 日経メディカル より (2019/04/23 時点)
ステロイド外用薬の局所性副作用について、主に以下のようなものがあります。
1)うぶ毛が生えます。
2)塗ったところにニキビができやすくなります。
3)同じ場所に塗り続けると血管がやや目立つことがあります。
4)同じ場所に塗り続けると皮膚がややうすくなることがあります。
5)皮膚がうすくなりすぎて皮膚線条ができることがあります。
上記 1~4 は使用量を少なくすることで回復します。
上記 5 は回復しません。同じ場所に数年間毎日塗り続けると発生しますので、長期間使用する場合、医師の注意深い観察と指示が必要です。
なお、外用薬では全身的な副作用(骨粗鬆症や白内障など)はありません。
以上です。
ステロイド外用薬は効果が強く、発現も早いなど便利な薬ですが、副作用も心配されます。
しかし、用法、用量を正しく使えば、安全に使用できます。
医師や薬剤師に相談しましょう(^^)/