昨日公開された韓国レーダー照射の探知音を比較してみた結果、見えたものは!
昨日、防衛省・自衛隊が公開した『韓国レーダー照射事案に関する最終見解について』のページで韓国レーダー照射の探知音が公開されました。
そこで、各探知音のスペクトル等を比較してみました♪
追加:補足説明ページへはこちら! ※2019/01/22 18:53追加
各探知音をスペクトラム・アナライザにかけ、スナップショットを撮りました。
捜索用レーダー探知音
※音量が大きいので、音量調整できないブラウザーでは再生注意
火器管制用レーダー探知音
※音量が大きいので、音量調整できないブラウザーでは再生注意
スペクトラム
各対空レーダーの特徴
SPS-49 対空捜査用レーダー
周波数:Lバンド(851-942MHz)
走査速度:6または12rpm
方位角:全周無制限
仰俯角:20度
MW-08 捕捉レーダー
周波数:Cバンド (4-6GHz)
走査速度:27 rpm
方位角:全周旋回無制限
仰俯角:+70度
STIR-180 火器管制レーダー
周波数 X (8〜12GHz)/Kバンド(18〜26GHz) ※IEEE規格より
目標に向けて照射する指向型
各対空レーダーの特徴と公開された音およびスペクトラムから推測できること
ページには『※ 一部、保全措置を講じています。』と注意書きがありますので、一部の波形データを抜いていると思います。逆に言えば、今回の音データは、人の耳には聞こえないレーダー受信波を人の耳に聞こえる程度まで周波数を落としたものであると推測できます。
各スペクトラムを見ると、レーダー波の特徴が如実に現れていると言えます。
また、同じ割合で周波数を人の音に聞こえる程度に下げていればですが、SPS-49 対空捜査用レーダーであれば、もっと間隔が長く(10または5秒間隔)で、低い音になると思います。
捜索用レーダー探知音を測定すると、2秒ぐらいなので、rpmに換算すると30rpm なので自衛隊が『捜索用レーダー探知音』と言っているものは、おそらくMW-08 捕捉レーダーのことだと思います。
また、MW-08 捕捉レーダーよりSTIR-180 火器管制レーダーのほうが音が高いことと、連続した音から回転レーダーでないことから、『火器管制用レーダー探知音』は確実にSTIR-180 火器管制レーダーであると思われます。
まとめ
各レーダーの周波数の特徴は日米韓の合同演習などで取得済でしょうし、最新の技術で分析器であれば間違いないと思います。
自衛隊の言い分は正しいでしょう。
また、公開された文章『韓国レーダー照射事案に関する最終見解について(PDF版)』では、韓国に対して遠回しに絶縁しますと遠回しに言っているようなものです。
客観的に観ても韓国の主張はおかしいですし、この状態でも韓国に頭るべきと言っている日本の一部のメディアや政治家はしばらく口を慎むべきだと個人的には思います。
追記:
・タイトルに誤字があったので、修正しました m(_ _)m
・『《補足解説》先日公開された韓国レーダー照射の探知音を比較したみた結果、見えたものは!』を公開しました。