QtのQSqlDatabaseでドライバーがロード済かどうか判断する方法

　QSqlDatabaseを使ったデータベースドライバーは、基本的にアプリ内で1回ロードすることを推奨しています。
　QSqlDatabase db = QSqlDatabase::addDatabase(<driver>);

mainwindowなどで一度callして、使いまわすのが妥当です。
しかし、クラスの相関関係などで、どうしてもそうできないときがあると思います。

そういう場合、以下の方法で判断できます。

　QSqlDatabase db;

　if ( db.connectionNames().length() == 0)
　　db = QSqlDatabase::addDatabase(<driver>, <connection name>);
　else
　　db = QSqlDatabase::database(<connection name>);

<connection name>を指定し、<connection name>が存在するかどうかで判断します。

上の例では、1つのドライバーを使うことを前提にしているので、<connection name>の存在の有無で判断していますが、複数の場合、db.connectionNames().indexOf(<connection name>)を使うとよいでしょう。

2回目以降のcallでは、QSqlDatabase::database() を使って、再利用します。

　QSqlDatabase はスレッドセーフなため、ドライバーはそのアプリ内でロードされたままになっているため、QSqlDatabase::addDatabase(<driver>) を2回以上呼び出すと、前回のコネクションを捨てて再設定されてしまいます。
デバックモードでインフォーメーションが発生するのは、このためです。