retireSakiの日記

たぶん引退した?ソフトウエアエンジニアのブログ

マツコ・デラックスさんの記事から...ソフトウエア業界での採用面接でチェックされる1つ

 先日、たまたま下のニコニコニュースの記事を目にしました。

news.nicovideo.jp

 ニュースを読んでいる中、マツコ・デラックスさんの『どれほどその人のスキルや本質を見抜けるかって言うと、相当無理』という発言に疑問を持ちました!

 文脈の一部だけを取り出した発言なので、これに対してのケチではないことを先に言っておきます(^^ゞ

 多くのソフトウエア開発企業では、事前に提出されたソフトウエア開発に関するスキルシートを元にして、面接時に実際にどの程度の部分(レベル)の開発に携わっていたか探りを入れます。

このため、しっかりした企業なら、総括者、人事担当者、マネジメントができる高レベルの開発者の3者が素知らぬ顔で面接することが多いです。
当然、新卒者が相手の時は、人数を減らすことが多いです。

 ソフトウエア開発はあるレベルに達すると職人芸に近い部分もあり、人事担当者では判断できないことが多いのです。

 面接時、(自称)高レベルの人は、やたら専門用語で回答したり質問してきたりする傾向にありますが、その用語が特定企業や職場でしか通用しない単語だったりします。
井の中の蛙で、外の世界を知らないとか、他の同業他社との交流が無いとそうなってしまうのです。
Twitterやブログ、ひどい物では出版などの執筆者でも、そういった人がいますよね(^^ゞ

 これは、(現在はどうか知りませんが)某MS社もそうでしたw
私はそういう人達を『なんちゃって、高レベル』と呼んでいますw
交流会でも、そういう人って「また始まったよ!」と陰口を言われたりしています。

 ユーザーである某国内最大手企業のシステム管理の責任者(課長クラス)、某MS社(部長クラス)、システム開発元企業の担当だった私と3社でシステムに関する打ち合わせした時のことです。
私が某MS社の方に「その用語(考え方)ってそちらの企業しか通じませんよ!もっと勉強しては如何ですか?!」を突っ込むとユーザーが拍手して大喜びし、もっとやれ!とジェスチャーしていたことは、今でも鮮明に覚えています(^^)/

GOOD 手・指

当然、某MSの方は、顔真っ赤にしていましたが...
打ち合わせ終了後、ユーザーは「スッキリしたよ〜!いつも意味不明な単語を並べてさぁ...」とw
(再度、言いますが) この話はかなり前の話なので、今はどうか知りません。

 同じ業界内、大手間でも、これだけの差異があるのです。

 特に、業界内の転職希望者を面接する際には、その方が他社とのつながりを探る上で、用語や用語の使い方で分かることが多いです。
企業間におけるソフトウエア開発者同士のつながりは、最新技術の情報収集、開発技術の傾向を模索したり、本人の技術向上などの重要なファクターになります。
そして、他社の技術者と交流できるだけのスキルがあるということになります。
セミナーなどの参加ではなく、独自の情報交流できるネットワークのことです。
国家資格を持っていることより、よほど価値があり、重要な事です!

 他にもいろいろありますが、このように、その人の性格や本質は別にしても、スキルレベルだけは判断できるのです。

同じような業界は意外に多くありますよね(^^)/

 当然、対象となる業界、スキルレベルが主観による判断を要する場合、面接や発言・回答の目的などによっても変わってくるので、一概には言えないとだけ明言します!

ですので、マツコ・デラックスさんの「嘘も見抜いたって(つもりで)入ってきたヤツろくなヤツいないでしょ。優秀なヤツ見たことないわよ本当に」という発言は、人格や性格など主観による判断が必要な一般論としては正解なんです!

マツコ・デラックス

 目線や仕草で判断できるとか言う人や書いてある書籍がありますが...元々思い込みが強い人や訓練した人には、そのようなことは全く通じませんw
対策セミナーなんかもありますし!
実際に数多くの面接を担当した中で、そのような事を数多く経験し、反省したものですorz

 また、SPIテストなどもありますが傾向がつかめるだけで、よほど異常な結果にならない限り、それを元に合否判断している企業は非常に少ないと思います。

 某○○ルートという企業は、採用する企業にSPIテストを売り込み、採用される側にはSPI対策のイロハを提供している矛盾は、企業の姿勢としてふざけていると思いますw

 

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